12月8日は、旧日本軍の真珠湾攻撃から70年の日。舞台となった現地ハワイでは、追悼と記念の式典が開かれる。多くの方々がどんな思いや記憶を胸に歴史を振り返る一日となるだろうか。
太平洋戦争の口火を切ったこの戦いから、日本は多くの国民の犠牲を出し、またとりわけアジア各国にも多大な惨禍をもたらした。二度と繰り返してはならない負の歴史から、私たちは戦争の悲惨さはもとより、相互理解の努力、他人の考えやその文化を尊重する事を学ばなければならない。世界がボーダレス化している今だからこそ、その重要性は高まってきているだろう。
今こうしてハワイに関連する仕事に携る者として、過去の歴史には厳粛な思いがする。異国を旅できる幸せ、今日の恵まれた環境を当たり前と思わず、感謝しなければならない。そして普通の幸せを手にすることができなかった人々の無念さを思う。
これからもハワイを訪れる方々と、現地の方々との触れ合いの機会が増えること、そのお手伝いができることを願って。